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11月3日、昨年に続いて2度目の「大牟田・荒尾の近代化遺産一斉公開」が行われた。

今年も点在する近代化遺産を回るシャトルバスが無料で走るので、カミさんと出掛けてみた。

9時半ごろに家を出て、15時半ごろ帰宅、ほぼ1日掛けて万田坑、三池港、三川坑、炭鉱電車、宮原坑と回り、かなりの写真を撮ったので、その模様を2回程度に分けて紹介したいと思う。

まずは去年と同じく万田坑の駐車場に車を置いてバスが来るまで万田坑構内を散策…
万田坑の写真はいままでもいろいろ載せてきているので、今回は1枚だけ…
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万田坑ステーション前から10時06分発のシャトルバスで三池港へ…

この日は長崎から観光丸が来ていて10時から11時まで無料体験乗船できるというので、まっすぐ観光丸が停泊する新5番バースへ向かった。
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観光丸は幕末にオランダから幕府に献上された蒸気帆船で、元の船名はスンビン号という。
わが国初の蒸気船で、胴体横に大きな水車を持つ「外輪船」。このあとの咸臨丸はスクリュー船だった。
この復元観光丸は1987年にオランダで建造され、ハウステンボスで活躍していたが、最近では長崎港遊覧クルーズ船として就航しているとのことだった。

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艦尾にあった羅針盤?と舵輪。

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外輪船の特徴である大きな水車は岸壁に隠れ、はっきり見ることは出来なかった。
この復元観光丸はスクリュー船で、外輪は飾り(でも動く?)だとか…

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何かの告知で三池港では閘門も一般公開されるように書いてあったと思ったので、行って見たが私の勘違いか、公開はされていなかった。

再びシャトルバスに乗り、三川坑へ…
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昨年に続き2度目の三川坑構内。
ほんの数ヶ月だったが、ロッカー(脱衣場)や浴場を利用した建物はもう無く、すぐ先の有明海沿岸道路には多くの車が走っていた。

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入坑口(検身)と第2斜坑上屋。
今回は昨年と違い斜坑の中のほうまで入れた。

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人車ホーム前に掲示してあった「搭乗者注意事項」と閉塞された坑口。
3枚目は人道で、上の入坑口(検身)から中に進むとここに出てきて人車のホームに出るようになっていた。

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第2斜坑の上の方にあった人車点検場。
2枚目は第2斜坑と第1斜坑の間にあった山の神。

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今回初めて入った第1斜坑の巻揚機室。
450kwの巻揚機のワイヤーに塗られたコンパウンドグリースもいまだ干からびておらず、最高速度を書いた表示板など臨場感があふれた施設だった。

3枚目は巻揚機室から見たかつての第1斜坑のあった付近。完全に埋め戻されて当時を偲ぶ物は何も無い。
この第1斜坑で昭和38年、いまでも国内最大の労働災害である三川鉱炭塵爆発が起こった。

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鉱員用の脱衣場や浴場はすでに解体されているが、係員(職員)用の脱衣場、浴場はかろうじて残っていた。
1枚目が脱衣場。2枚目は係員詰所か?

この三川坑跡地の一部が日本コークス(元の三井鉱山)から大牟田市に無償譲度されたようで、今後の保存、活用に期待が掛かる。

今回はここまで…

次回は去年行きそびれた炭鉱電車と宮原坑の写真を紹介します。
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2013.11.04 Mon l 近隣散策 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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